ストレス過食?
ストレスを感じたとき、いつもよりたくさん食べてしまうことはありませんか?
食べ過ぎて、
・お腹が苦しくなったり
・罪悪感を感じたり
・「またやってしまった…」と、さらにストレスを感じたり
これはあなただけでなく、多くの人が経験していることです。ストレスは仕事、学校、人間関係、お金、健康、あるいは毎日の小さなプレッシャーの積み重ねなど様々な原因から来ています。ストレスがたまると、気持ちを紛らわせるために食べものに手が伸びるのはとても自然なことです。
まずは自分を責めるのをやめて、何が起きているのかを見ていきましょう。
~なぜストレスがあると食べすぎてしまうの?~
少し意外かもしれませんが、人間は本来、ストレスで食欲が下がるようにできています。
しかし研究では、過去にダイエットや食事制限をしてきた人ほど、ストレスがあると食べすぎやすいということが分かっています(Peneua, 2013)。
脳が、「食べものは制限されるもの」「いつ食べられなくなるかわからない」と学習していると、ストレスの場面で食べるようになります。
これは意志が弱いからではありません。体があなたを守ろうとしている反応です。
もう一つの理由は、食べ物は、つらい気持ちを和らげてくれるからです。
食べることで、一時的に気が紛れたり、落ち着いたり、安心したりすることがあります。ただし、その効果は一時的なことが多く、ストレスそのものがなくなるわけではありません。
問題なのは、食べることがストレスへの唯一の対処法になってしまうことです。
~ストレス食いと、どう付き合うのか?~
まず大事なのは、ストレスのときに食べるのは悪いことではないと理解することです。
食べものは身近にある、安心をくれる存在です。無理に「やめなきゃ」「ダメだ」と思う必要はありません。
ただ、食べることは短い時間しか気を紛らせることができないので、食べ終わった後に
・体がつらくなったり
・後悔したり
・さらに気持ちが重くなることもあります。
そこで大切なのは、ストレスへの対処法を「増やす」こと。食べるのをやめる必要はありません。ただ、他の選択肢も持っておく、という考え方です。
例えば:
- 友だちや家族に話す
- 少し外を歩く
- 場所を変える
- 気持ちを書き出す
- ゆっくり深呼吸をする
- 音楽を聴く
とてもシンプルですが、長い間食べることでストレスを和らげようとしてきた人にとっては、簡単ではありません。
今後も、ストレスで食べすぎることはあると思います。それで大丈夫です。少しずつ他の方法も試していくことで、食べようとする意識が、だんだんやわらいでいきます。
変化は一日では起こりません。ゆっくり、一歩ずつ、自分を大切に進んでいきましょう。

