砂糖に依存してる?
「砂糖に依存してる」
そう感じたことがある人は、とても多いです。もしあなたもそう感じていたら、それは決してあなただけではありません。
「砂糖依存かも…」と感じるとき、こんな経験はありませんか?
- お菓子があると、つい大量に食べてしまう
- 食べ始めると、なかなか止められない
- 家にお菓子を置くとすぐなくなるから、買わないようにしている
こんな状態が続くと、
「意志が弱いのでは?」と不安になったり、怖くなったりします。
でも、なぜこうなるのかを知ると、違う見え方ができます。
~じゃあ、本当に砂糖に依存しているの?~
結論から言うと、あなたは砂糖に依存していません。
研究では、人間がアルコールや薬物とは違って、生理学的に砂糖に依存しているという強い証拠はほとんど見つかっていません。(Westwater et al., 2016)。
動物実験では、砂糖に「依存しているような行動」が見られることがあります。でもそれは、砂糖が制限されていて、たまに与えられるという、条件のときだけです。
いつでも自由に食べられる状態では、そういった行動は見られません。
ここからわかる大切なことは、問題は砂糖そのものではないということです。
~なぜ「依存している感じ」がするの?~
その理由は、「制限していること」にあります。
ある研究では、砂糖をたまにしか与えられなかったマウスは、一日中いつでも砂糖を食べられたマウスよりも、短時間でたくさんの砂糖を食べる行動が見られました(Avena et al., 2007)。
「次にいつ食べられるかわからない」状態だと、今のうちにできるだけ食べようとするのです。人間も同じです。
たとえば、
- お菓子を買わないようにしている
- お菓子を「悪いもの」「食べたらダメなもの」と考えている
- 「こんなに食べちゃダメ」「これが最後」と食べながら、自分に言い聞かせている
- お菓子を食べると罪悪感を感じる
こうした経験を繰り返すと脳は、「お菓子は貴重で、いつ無くなるかわからないもの」
と学習します。
だから、いざ目の前にあると、依存しているからではなく、次いつ食べられるかわからないから「今のうちに食べておこう」と強く働きかけるのです。これは、実際に食事量を制限していなくても、頭の中での制限だけでも、起こります。
~まとめ~
お菓子への罪悪感を無くして、食べたら満足して食べるのを自然にやめることは可能です。その第一歩は、「食べてもいい」と自分に許可を出すこと。
長い間、制限や自己否定をしてきた人にとっては、これはとても怖く感じるかもしれません。
でも、罪悪感なしで食べる経験を重ねていくと、脳は少しずつ「これは特別なものじゃない」「いつでも食べられる」と学んでいきます。
そこで役に立つのがインテュイティブ・イーティング(直観的な食事)です。
インテュイティブ・イーティングを学ぶと、
- お菓子を罪悪感なく楽しむこと
- 自分の体のサインを信じること
- 満足したところで自然に食べ終えること
ができるようになります。
甘いものを食べすぎたり、過食をすることはあなたの意志が弱いのではなく、あなたの体が自然な反応をしているだけです。
一緒にインテュイティブ・イーティングを始めましょう。

